A

色々と書く

異世界はスマートフォンとともに 1話

アヴァン

主人公と神様の対談シーンから始まる。

いわゆる異世界転生と呼ばれている最近のアニメをほぼ見ていないので耐性がないだけなのかもしれないが、開始数十秒できついものがあった。

まず、主人公が異世界に行く契機となったのが、神様が落としたジンライ(?)という、おそらくただの雷だと思うが、とにかくそれを間違えて落とした先に主人公がおり死んでしまったらしく、そのお詫びに異世界で生き返らせるという謎の理由から。

おまけに、一つだけ願いを叶えてあげるということで、主人公がスマフォを向こうの世界でも使えるようにしてくれと頼み、神様もそれを承諾。スマフォで主人公が元いた世界と繋がることはできないが、神様と連絡がとれる処置がされるらしい。もはや意味不明。

主人公がこの会話中、終始落ち着いた様子なのが何だか気に障ると思っていたら、どうやらあんまりにも現実感がないからとのことらしい。

それはまあそうだろうなと納得したのだが、もともと滅茶苦茶な流れのくせに急に至極まっとうな意見が出るとそれはそれでやりきれない気持ちにさせられた。

オープニング

ちょっと笑わずにはいられなかったシーンがあったので書いておく。

オープニングが流れだし、タイトルが表示されてからAパートが始まるやいなやクラナドの藤林姉妹の偽物みたいなキャラが映し出されるが、問題はその後だ。

コートの男が手前側におり、その向こうを三色団子を手に持った帯刀している女の子が歩いてるシーン。

足元は映っていないのだが、その子がホバリング移動みたいな動き方をしているのがだいぶ面白い。思い出せない人は確認してみてほしい。

Aパート

ちょっとこれはやばいんじゃないのか。

オープニングでも書いた姉妹の登場シーン。

姉妹は路地裏で柄の悪そうな男二人組とアイテム売買らしきことをしており、姉妹はもっと高値で売りたいのだが男たちは強引に交渉を成立させようとしていた。

そこに主人公が「ちょっといいかな~」と爽やかに参上する。まず普通の人間ならここでサブイボが出る。

主人公は男たちをまるで気にしない風のまま姉妹に対して「そのツノ(売買されていたアイテム)を金貨一枚で譲ってくれ」と言い、それを姉が快諾した。

すると主人公が地面に落ちていた石ころを拾い、男たちが取り上げたままでいたツノめがけて投擲する。

この石を投げるシーンで笑わずにはいられない。

そして石がぶつかった衝撃でツノ(ガラス製)が割れ、怒った男の一人が主人公に襲いかかる。

ここで回想。

こっちの世界に来る前に、神様が主人公の基礎能力を底上げしておいてくれたらしかった。こりゃすげえ。

当たり前だけど主人公が余裕で勝利を収める。この一連の流れの間、表通りの方から通行人が見物しているのがサブイボポイントだ。普通の人間ならこのあたりでぶっ倒れる。

なんだかんだで姉妹と行動を共にすることになった主人公。

この世界の文字が全く読めなくて困っているのだが、何故そこは神様がなんとかしてくれなかったのか。

三人はMMOみたくモンスターを討伐するクエストを受注する。

ここで前半終了。

Bパート

主人公が魔法を教えて欲しいという。

すると姉妹は適性はあるの?とのこと。

魔法は適性がなければ使えないらしい。一言で魔法といっても用途や属性によってそれぞれ適性があるようで、その有無で使用可能な魔法が変化するようだ。

もう主人公絶対適性あるじゃん。適性どころかむしろ天才みたいな感じなんだろうし、どうせ全ての魔法が使えて、それを見て姉妹があなた凄い!とか言いつつ主人公はそうかなあ、普通だよこのくらいとか気持ち悪い謙遜をするとこまでは予想できる。

案の定、この後だいたいそういう展開になった。

最後にはなんかみんなでお菓子をつくることになり、何を作ろうかという質問にアイスクリームと答える主人公。この世界の人たちはアイスが何かを知らないので、何それ~みたいになる。主人公はスマフォでアイスの作り方を調べ(何故かネットが使える)みんなで楽しくアイスクリームを作っておしまい。良い最終回だった。